こんにちは、福岡市南区大橋の整体「福岡らくらく整体院」の高松です。
今日は、「ピアノを引く人の肩こりケアと4つの正しい姿勢」について解説します。
なぜ、ピアノを弾く人は肩こりになるの?
肩こりになる原因
ピアノを弾く人は、その姿勢や体勢から、結構肩こりになってしまいがちです。
ピアノの椅子の高さは、肘と手の角度が90度くらいで鍵盤とほぼ平行になる程度の高さにします。
座り方は、椅子の半分より少し深めに座る程度にして、床に踏ん張れるように背もたれは使わず浅めに座る姿勢です。
ピアノを弾く腕には余計な力を入れないようにしますが、頭や腕の重さは大きな負担になっています。
▼【腕の重さ】は、体重の6.5%を占めると言われています。
『体重52.5キロの女性なら、、、』
腕の重さは、片腕で3.4キロの計算になりますので、左右の両腕で6.8キロになります。
※2012年文部科学省の学校保健統計調査・運動能力調査の「女性:40~44歳」平均値より
『体重69.3キロの男性なら、、、』
腕の重さは、片腕で4.5キロの計算になりますので、左右の両腕で9.0キロになります。
※2012年文部科学省の学校保健統計調査・運動能力調査の「男性:40~44歳」平均値より
▼【頭の重さ】は、体重の7.0%を占めるといわれています。
『体重52.5キロの女性なら、、、』
頭の重さは、3.7キロの計算になります。
※2012年文部科学省の学校保健統計調査・運動能力調査の「女性:40~44歳」平均値より
『体重69.3キロの男性なら、、、』
頭の重さは、4.9キロの計算になります。
※2012年文部科学省の学校保健統計調査・運動能力調査の「男性:40~44歳」平均値より
頭の重さも約5キロもありますので、動きながら演奏することを考えると、首回りの「僧帽筋・頭板状筋・胸鎖乳突筋・斜角筋」や肩周り「僧帽筋」には大きな負担をかけていることになります。
また、大きく体を動かすわけではありませんので、筋肉に緊張が走り硬くなることで、筋肉が血液を循環させるポンプの役割が弱まり、血液の循環は悪くなっている状態になってしまいます。
そうなると、酸素や栄養分が体の隅々に供給されず、老廃物なども排出されないため、筋肉のコリや痛みを引き起こしてしまうのです。
では、肩こりケアはどうすればいいの?
まず、肩こりにならないように、椅子の高さや無理な姿勢の良さの維持は止めましょう。
正しい姿勢を保つ4つのポイント
正しい姿勢とは、
- 背筋を伸ばして、身体がまっすぐなイメージを持つ
- 下腹部に少し力を入れて、骨盤を立てるイメージ
- 顎を少し引いて、首の骨(頚椎)の上に頭を乗せるイメージ
- 膝の角度は90度を意識して、踵が地面に着く高さに合わせる
その上で、肩こりを改善するために『肩こりケア』もしっかり覚えておきましょう。
肩こりケアの方法
肩こりのケアの方法として、普通の肩こりと同様に肩を回したり、首を回すなどしてもらうのですが、それと同時に手を前に組んだまま、前に押し出したりします。
また、後ろでも組んで、胸を開きながら組んだ手を後ろに引きます。
その時に、肩甲骨を意識して左右の肩甲骨を背中の真ん中に寄せるように、後ろの方へ引くと、肩甲骨の所に付いている僧帽筋が胸の大胸筋などが、ちぢんだり伸びたりします。
それによって、筋肉も大分解れていくでしょう。
また、腕をクロスさせて手のひらを合わせ、上に引っ張られるようなポーズで5秒ほどキープ。
左右の手を入れ替えて行うと、肩甲骨がしっかりと動きますので、楽になります。
さらに、少し捻りを加えて行うと、肩甲骨周りの「僧帽筋・三角筋・広背筋・上腕三頭筋」などが伸ばされ、とても気持ち良い感覚が得られます。
首回しや肩回しと一緒に、行うと尚よい動作となっています。
肩こりケアのタイミング
ピアノを弾いているとどうしても、肩や首がきつくなってしまいがちです。
必ず休憩を入れて、定期的な肩こりケアを行いましょう。
ポイントは『肩甲骨周りの筋肉をほぐす』という事です。
肩甲骨周りは、普段、動かさない筋肉の代表格の様な筋肉です。
椅子の調整、姿勢を楽にしたり、また首回しや肩回しと一緒にさっき述べた動作を行ってみましょう。
継続的に、行っていくのが肩こり解消にも繋がるので、毎日やってもらいたいです。
肩こりを改善させたいと、福岡市で整体院をお探しのあなたへ
■お客さま事例肩こりのお悩みで当院に来られた、30代の男性の事例です。
この方は、福岡市南区塩原にお住いの会社員をされているエンジニアの方で「いつもは頭痛で困っていたが、半年くらい前から痛みに変わってきたので、これはまずいと思って探していた」という理由で来られました。
ご自分で言われていましたが、「元々肩こりがひどくて、いつもマッサージに行っていたが、ひどい時は週に1度くらい行くが、その時だけで解決にはならなかった。」とのことでした。
身体の検査をしてみると、やはり首や肩周りの筋肉の緊張によりカチカチな状態になっていましたので、血流不良や筋肉のコリが原因と考えられました。
1日10時間以上パソコン作業を行うということで、毎日の積み重ねの疲れが抜けずに全身の筋肉が固くなっていた状態でした。
施術では、しっかりと筋肉を弛めて解してあげ、骨盤・頸椎の歪みを整えることや睡眠・入浴での改善ポイント、自宅での改善体操を実践して頂くことで、初回施術から1ヶ月後くらいの5回目の施術後には「楽になった」と大きな変化を感じ取れるほど改善したと喜ばれました。
あなたも、この施術をお試しになって肩こりの痛みの改善を体験してみてはいかがですか?
いつでもお気軽にご相談くださいね。
参考:肩こりの施術を受けたお客さま体験談
※お客さまの体験インタビュー動画を参考にされてみてください。
↑中心のボタンを押すと再生(1分56秒)↑
(音が出るので、ご注意ください)
体験談インタビューの詳細は、こちらの『肩こりの施術を受けたお客さま体験談』を参考にされてみて下さい。
その他の体験談インタビュー(クリックで見れます)
新井 聡美さん | 木津 良恵さん | 古川 弥生さん | 原 真一さん |
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肩こりと肩こりからくる頭痛に悩んでいた新井さんは… | 頚椎ヘルニアの痛みと痺れに悩んでいた木津さんは… | 肩こり・猫背で悩んでいた古川さんは… | 肩こり・疲労感・倦怠感で悩んでいた原さんは… |
まとめ
ピアノで肩こりになるのは「頭・腕」の重さも関係している
- 腕の重さは、体重の6.5%を占める
- 頭の重さは、体重の7.0%を占める
正しい姿勢を保つ4つのポイント
- 背筋を伸ばして、身体がまっすぐなイメージを持つ
- 下腹部に少し力を入れて、骨盤を立てるイメージ
- 顎を少し引いて、首の骨(頚椎)の上に頭を乗せるイメージ
- 膝の角度は90度を意識して、踵が地面に着く高さに合わせる
長時間のピアノの練習で、肩こりで悩む方は多いです。
ピアノ上達が練習が必須ですので、体に無理のかからないようにしましょう。
姿勢を気を付け、時間を見てストレッチを行うことで、肩や首にかかる負担はかなり軽減されます。
ピアノの練習は本格的な人になると毎日3時間以上などの練習を行う場合があります。
演奏会などの前になるとなおさら、練習に力が入ることとなりますので、肩こりには要注意です。
ピアノの姿勢は、まっすぐな姿勢でとても姿勢良く演奏するのですが、さすがにその姿勢で3時間以上も練習するとなると、腰や背中、肩周りの筋肉を動かすことがないため、かなり緊張してしまいます。
動かないというばかりか、重たい頭や腕をも支えていますので、肩や首などにかかる負担はとても大きいのです。
緊張した筋肉は、硬くなり柔軟性を失っていきますので、血行も悪くなることで、最終的には筋肉のハリやコリに繋がり、痛みなどにつながってしまうのです。
ですので、ピアノの練習時は、必ずこまめな休憩時間を作るようにして、筋肉を動かしてあげるようにしましょう。
筋肉を動かすことにより、柔軟性を保てる筋肉になりますので、結果的に肩こりに悩まされずに練習できる秘訣になります。