お客様インタビュー

オスグッド・シーバー病が改善した事例:サッカー選手

こんにちは、福岡市南区大橋の整体「福岡らくらく整体院」の高松です。「オスグッドが改善した事例1」について説明します。

両膝オスグッド病とシーバー病で走れなかった症状が、1ヵ月後の小学校最後の運動会に出場し、リレーで大活躍できるまで回復した事例

●11歳(小学校6年生)男子 福岡県小郡市
スポーツ:サッカークラブ FW
医師診断:両膝オスグッド病 踵骨骨端症(シーバー病)両手握力障害

●オスグッドを発症したシナリオ

●【経過】
小学校3年生の時に膝の軟骨損傷を起こしている。その痛みは回復したが、また膝が痛くなり、近くの整形外科でオスグッド病と診断された。かかとにも痛みがあり、こちらはシーバー病と診断される。両手に力が入らず、強く握ることができない。普段から寝付きが悪く、布団に入っても30分は眠れない。カードゲームが好きで、たまの休みは熱中して遊んでいる。いつも姿勢は悪くて猫背。

地元のサッカークラブで週に4日練習。習字とスイミングにも通っているので、とても忙しい。痛み出してずっと近くの整骨院に通っているがなかなか改善しない。整骨院の施術は太ももあたりを強い圧力でマッサージしたりストレッチをやるので、すごく痛かったが我慢していた。今回同じチームの友達がオスグッド病が改善したと聞いて紹介してもらった。

1ヵ月後に小学校最後の運動会があるので、出場してリレーを走りたい。今の状態では参加することも危ういので、最後の思い出に元気に出場して活躍したい。ホームページの内容見て、自分も改善できるかもしれないとご両親と一緒に来院した。

●【辛い症状】
・走った時に急に足の筋肉が引きっと擦ったようになり、すごく痛くて怖い
・サッカーで走った時に膝の下の部分が痛い
・普通に歩いても膝とかかとが痛い
・階段の上り降りの時
・しゃがめない
・正座ができない
・握力がほとんどないので、強く握れない

●【来院時の状態】
全身の緊張がとても強く、全く脱力できない。胸熱の刺激の強い施術を長期間続けていたことが、全身の緊張の大きな要因になっていると推測する。理由として、通常小学生では考えられないほど筋肉が硬く伸びがなくなっていたから。過去の経験から、外部からの刺激に対する防御反応だと推測した。

猫背が顕著で、特にお尻、太ももの裏、お腹に強い凝りが出ており、体感部分のバランスが崩れている。骨盤を後ろに倒れながらも、重心は前にあるので、つま先立ちの状態。つま先立ちで常にいるので、ふくらはぎは収縮し、いつも緊張しているので疲労が強いので張りが強く、全く余裕がない。鎖骨下の胸の筋肉も軽く触れてもくすぐったいほどで、押すと痛く感じて緊張度がとても高い。握力がとても弱くなっており、握手して強く握らせても、ほとんど力が入らない。

●【1回目 施術開始】
とにかく全身の筋肉の緊張度合いが高く、体を回復させる状態ではない。マッサージやストレッチを長期間続けてきた結果、逆に筋肉を痛めつけ、引っ張りすぎてダメージを蓄積させた状態になっていたと推測した。まずは、全身のリラックスと血液の循環の回復を心がけるように、少しずつ筋肉を動かしながら緩めていく。

筋肉に触れる圧力を極力少なくし、精神的にもリラックスできるよう注意を払いながら施術を行う。体感部分のバランス調整は行わず、筋肉が動き出し伸びが出るのを待つ。体を休め、筋肉が元気に回復してきてからバランス調整を行う予定。胸の筋肉の緊張度合いが強く、軽く触れるだけでもくすぐったがるほど敏感になっている。触れる圧力を調整しながら、心地よく動かせるように調整する。サッカーの練習はなるべく休みたくない意向なので、ご両親とも練習を続けるリスクを説明し、納得の上で無理しないよう回復を図る。

【ホームケア】
・40度前後のぬるめのお風呂に10分から15分
・痛くない程度に膝を軽く屈曲して入浴
・膝に負担のない座り方をアドバイス

今回のケースは全身のダメージが強いため、まずは第一段階のリラックスト結構回復を図るためにも、ホームケアが特に大切になる。整骨院で教わったストレッチとマッサージは、一旦中止し、回復に努める。筋肉を回復させるためにも、状況によっては何もせず休ませることも効果が高い。入浴で結構回復とリラックスした状態を作りながら、ゆっくり休息を取るようアドバイスした。

●【施術2回目 整体開始から3日】
前回の整体の当日は、眠くてすごく早くぐっすり眠れたようだった。お風呂も5分を2セットいつもよりゆっくり入った。体が軽く感じると報告を受けた。全体的な防御反応良のような硬い状態が少し緩んで、力が抜けているような印象を受けた。まだ施術開始から日も浅く、ダメージが抜けきれていないので、前回のイメージを持ちながらソフトに筋肉を動かして緩める。胸や肩周りは軽く触れても痛みを感じる。体感部分の調整を少し入れて、経過を見る。特にお尻の筋肉のストレッチを入れて、筋肉の伸縮性を高め、骨盤まわりのバランスが改善できるように調整する。

【ホームケア】
・40度前後のぬるめのお風呂に10分から15分
・痛くない程度に膝を軽く屈曲して入浴
・お尻のストレッチ

ダメージを抜くために、入浴法は続行。お尻の筋肉は体重を支える強い筋肉なので、早期にストレッチしても充分耐えられるので、無理をしない程度に行っても良い。性格的に頑張り屋さんなので、やりすぎないようアドバイスした。

●【施術3回目 整体開始から4日】
サッカーの練習は休まず続けている。今日午前中の練習の際、軽く走った時の痛みが楽になっていたと報告を受ける。正座はまだきついが、改善の兆しを本人も感じ始めている。体のリラックスした感じが見てとれる。仰向けの状態がゆったり余裕を感じ取るようになってきた。

施術では筋肉の柔軟性が向上して伸びが出始めているので、ストレッチの強度と回数、保持する時間を少しずつ伸ばしながら、筋肉の動きをつけていく。ふくらはぎの張りは、重心が大きく関係している。骨盤が後ろに倒れているが、重心は前方にある。いつもつま先立ちになっているので、ふくらはぎは常に収縮し緊張している。骨盤の後傾を調整することで重心を整えながら、ふくらはぎ自体も緊張を緩めて柔らかくする。

【ホームケア】
・40度前後のぬるめのお風呂に10分から15分
・痛くない程度に膝を軽く屈曲して入浴
・お尻のストレッチ
・股関節捻り体操

筋肉のダメージをゆっくり回復させるために、あまり強いストレッチは積極的にやらないようアドバイスしている。緩めに短時間伸ばすように深呼吸でカウントするようにしている。今回はお尻のストレッチとして深呼吸を左右3回× 3セットずつ。股関節捻り体操は左右5呼吸× 1セットずつという具合。呼吸を止めてしまうと筋肉も緊張して伸びが出せないが、ゆっくり呼吸を続けながら軽く伸ばすと緊張して縮んだ筋肉にも動きが出てくる。

●【施術4回目 整体開始から9日】
一昨日サッカーの試合に出場した際、後からタックルされて転倒し、お尻を強打。かなり痛みがあったので、病院でX線の検査をしてきた。鼻骨など骨折はなかったけど、打撲の痛みがお尻あたりにある。かかとの痛みが軽減していると報告がある。左膝の屈曲角度が深くなってきた。太ももの筋肉が動き始めていることと、お尻などの筋肉の伸びが少しずつ出ているため、膝に余裕が出てきている。全身の凝りも柔らかく改善している傾向にある。

【ホームケア】
・40度前後のぬるめのお風呂に10分から15分
・痛くない程度に膝を軽く屈曲して入浴
・お尻のストレッチ
・股関節捻り体操

ホームケアの内容は、前回と同様にする。項目は増やさず、強度や伸ばす長さを工夫するようアドバイス。無理をせず気持ちよくを心がける。

●【施術5回目 整体開始から12日】
踵の痛みが走ってもあまり感じなくなった。右膝の屈曲は深くなり痛みはほぼなし。握力も戻ってきている。施術2回目以降、徐々に回復してきているようだった。整体開始前の全体的な痛みを10とすると、現在は5との自己採点。

2回目以降、握力が戻ってきていて、2年以上力を込めて握れなかったのがみるみる力が入るようになったととても驚いていた。踵の痛みもなかなか改善しなかったのに、10日ほどで楽になっていることに、付き添いのご両親も驚きながらも喜んでいた。運動会まで半月以上あるので、少し希望を持てるようになってきている。痛みの強い左膝も屈曲が深くなってきて痛みも軽減してきているので、あと少しといった印象のようだった。

【ホームケア】
・40度前後のぬるめのお風呂に10分から15分
・痛くない程度に膝を軽く屈曲して入浴
・お尻のストレッチ
・股関節捻り体操
・胸と首のストレッチ、体操

状況に合わせて、ストレッチや体操を増やしていっているが、毎日全部をしっかり行う必要は無いとアドバイス。入浴はなるべく毎日が望ましいが、体操は1から2種類くらいを5分位でも良いので、毎日少しお手入れをする習慣を作るつもりで、継続することを意識してもらった。

週に1度1時間ストレッチを行うより、毎日5分を継続した方が、体も楽になりやすいと伝えた。胸と首のストレッチや体操は、膝やかかとの痛みと直接的な関係は薄いが、全身的な問題の改善が期待できる。理由としては、首が柔らかくなることで自律神経が安定するとみなし、呼吸や血流、緊張などがゆったり余裕ができるので、最終的に膝の痛みの改善に有効だから。

今回握力がなくなっているのは、胸から肩周辺の強い筋肉が凝りが原因だとも考えられるので、自律神経のりらくグスト握力の回復の両方の目的でストレッチをアドバイスした。

●【施術6回目 整体開始から17日】
昨日から正座ができた。痛みが強かった左膝も深く曲がるようになり、かなり楽になっている。正座ができるほど膝の屈曲が深くなっているので、動いても痛みはかなり軽減している。サッカーや運動会の練習も入ってきているので、くれぐれも無理をしないよう伝える。

整体を開始してまだ2週間を少し過ぎたところ。剥がれそうになった膝の腱が完全に付着するには、まだ時間がかかると推測できる。今は筋肉の伸びと骨盤周辺のバランスが改善してきているので、引っ張る力が小さくなり痛みが軽減してきているところ。気を抜いて動きすぎると、また痛みが出る可能性が高いので、逆に注意が必要な時期でもある。一気に運動の負荷を上げすぎないようアドバイスした。

正座ができるまで膝の屈曲が改善したので、さらに可動を広げ股関節との連動性を高めるための施術を集中して行う。運動会も近づいてきて、練習も力が入ってきているようなので、少しでも負担を少なくしたい。

【ホームケア】
・40度前後のぬるめのお風呂に10分から15分
・痛くない程度に膝を軽く屈曲して入浴
・お尻のストレッチ
・股関節捻り体操
・胸と首のストレッチ・体操
・ハムストリングスのストレッチ

ストレッチの数が増えてきたが、自分で状況に合わせて使い分けられるようにアドバイス。ハムストリングスは、膝の裏から坐骨につながっている筋肉で、猫背で座っていると必ず収縮する。お尻の筋肉とともにハムストリングスを言う寝ることができれば、骨盤を立てて良い姿勢を保ちやすくなる。結果、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)にゆとりが生まれ、膝を引っ張る力が弱まることが期待できる。

●【施術7回目 整体開始から26日】
運動会の練習がきつくて、ここにきて踵の痛みが出ている。以前ほどではないが、無理しすぎたかもしれない。運動会まで1週間を切ってきたので、無理せずに何とか出場したい。ご両親から、ここで施術を受けていなかったら、ここまで回復できてなかったかもしれないし、出場も明らかに無理だっただろうと喜んでいただいた。毎日二階の階段から降りるだけでも、足を引きずってすごく痛がっていたのに、1ヵ月ほどで運動会に出ようとしている。2年ほどずっと長引いて、もう治らないと思っていたけど、こんなに短期間に回復するなんて思ってなかったとお話しいただいた。病院でもう治らないと言われると、そう感じるのも無理もないことかもしれない。

【ホームケア】
・40度前後のぬるめのお風呂に10分から15分
・痛くない程度に膝を軽く屈曲して入浴
・お尻のストレッチ
・股関節捻り体操
・胸と首のストレッチや体操
・ハムストリングスのストレッチ

ホームケアは前回と同じ内容を継続する。自分の今の状態に合った負荷をかけて、今までの内容に取り組めるようになっているので、もうあまり注意深く話す必要はなくなっている。ここまでくれば、自分である程度体の調整ができるので、無理歳しなければ心配ないと思える。後は無事に本番を迎えるだけ。本番はかなり興奮して無理してしまうはずなので、体を使ったらしっかりケアするよう注意だけはしておく。

●【施術8回目 整体開始から33日】
運動会の翌日来院。無事に運動会に参加でき、しかもかなり活躍できたとごり押しも昨日の興奮が冷めやらぬ感じで喜びとご報告ご報告をいただきました。3度リレーに出場し、最後のリレーはアンカーで2人ごぼう抜きして優勝したと大喜び。当初からの目的だった小学校最後の運動会に出場して思い出を作ることができたようだった。目標10分達成することができたことを喜んでいただけて、こちらもとてもうれしかった。運動会では全力で走りももがパンパンに張っていたため、しっかり緩めて体のケアを行った。その後は定期的なメンテナンスに切り替え、2から3週間位の期間をとりながら通っていただいている。

●総評

今回のケースは頻繁にしかも長期間にわたり今日は強圧の施術を受け続けたことで、逆に痛めてしまった典型的な症例でした。1年以上痛くて曲がらなかった膝が、10日ほどで正座ができるまで回復した秘密は単純です。刺激の強い施術を休止し、緊張を緩めながら血行を改善して休息をとることで、みるみる筋肉は回復して動くようになりました。かかとの痛みも特にかかとをマッサージしていたわけではなく、体感部分のバランスを調整しながらふくらはぎ周りをしっかり緩めたことで、自然に痛みがなくなりました。

毎日家の階段の上り下りが辛いほどの強い痛みの症状があったので、1ヵ月後の運動会でリレーに出場すると言う大きな目標を本当に達成できるか、当初はとても不安でした。生活習慣を見直して、一つ一つ自分の今までの行動を変えることで地味ですが着実に体が変わっていきました。体の回復に必殺技はありません。一つ一つを積み上げることで結果を出せます。今回も日々の生活習慣がいかに大切かを痛感した症例でした。