お客様インタビュー

オスグッド病の8つの共通点

こんにちは、福岡市南区大橋の整体「福岡らくらく整体院」の高松です。
「オスグッド病の8つの共通点」オスグッドの改善について説明します。

オスグッド病の8つの共通点

何人もオスグッド病の方を診させていただいているうちに、ある共通点に気がつきました。不思議なほどに共通しているので、個人的な特徴と言うよりも現代の生活スタイルや生活習慣と深く関係しているのではないかと考えています。他のスポーツ障害と言われる症状、肩こりや慢性腰痛などの生活習慣病もほぼ同じような特徴を持つことが多いので、知っておくことでいろんな症状をあらかじめ予防することが可能になります。

同じチームの子がオスグッド病で膝が痛いと言って困っているけど、家の子は大丈夫だろうかと不安に思っていませんか?不安なのは知らないからです。敵を知り、己を知れば、百戦危うからずといいます。共通点を知ることで不安も軽減するし、早めに対処することができるメリットがあります。

●【オスグッド病を発症する子の特徴】
1.年齢は10から15歳くらい
2.スポーツをがんばっている
3.男の子に多い
4.体が硬い(股関節が固い)
5.姿勢が悪い
6.性格は真面目で頑張り屋さん
7.ソファーに座ってよくゲームをしている
8.入浴習慣がない

それぞれについて解説したいと思います。

1.年齢は10から15歳くらい

小学校高学年から中学校の成長期のお子さんに多く見られます。10歳と言えば小学校4年生から5年生です。まだまだ幼い印象がありますが、だんだん体が成長していく時期に差し掛かります。中学校の3年間で身長が15センチほど伸びたと言う話も聞きますが、大きく成長し体がとても不安定な時期ともいえます。子供の体は成長過程で筋肉が柔らかいことと、症状が出てからの期間が短いため、原因も比較的浅いことから、早期に適切な処置ができると改善が早いと言うメリットがあります。しかし、方法間違うと改善が見られず、長引いて慢性化するので注意が必要です。

2.スポーツをがんばっている

部活やクラブチームで毎日練習に明け暮れ、ハードに体を使っている子が多く発症しています。もちろん他の要因と深く絡み合っているのですが、たくさん筋肉を使うと言う事は、その分痛んでいる部分を繰り返し引っ張る力がかかるため、スポーツをがんばっていると言う事はリスクの1つになります。

3.男の子に多い

10人に1人くらい女の子もいますが、男の子が圧倒的に多いです。これは筋肉の硬さと成長期に急激に成長が早まることが関係していると考えています。 男の子は、女の子に比べて成長が遅い傾向にあります。小学校の間は女の子の方が成長が速く、身長も大きいことが多いですが、中学生ごろになると男の子は急激に身長が伸び始めます。この頃にオスグッド病が現れやすくなります。

触れた感触は明らかに男の子の方が硬く、固いと言う事は筋肉の縮む力も強いと言うことです。筋肉の付着部を引っ張る力も強くなるため、痛みが出やすいのです。症状の強い子は、座って体重をかけていない状態でも、90度以上深く曲げることができない場合もあります。逆に女の子は発症するケースが少ないですが、いちど発症すると治りにくい印象があります。なぜなら筋肉が男の子より柔らかく伸びがあるにもかかわらず痛んでいるので、より原因が深刻だと言うことです。

4.体が硬い(股関節が固い)

体のバランスや筋肉の伸縮性が大きく関係していますが、前屈や開脚など柔軟体操が苦手な子がほとんどです。特にお尻の筋肉が硬く縮んでしまい、股関節がロックしてしまっています。前屈は股関節の動きが悪いので、代わりに腰椎の途中から無理な形で前屈します。

体のバランスを崩していることで、筋肉が常に収縮していたり、逆に伸びきってしまっていて伸縮性が著しく低下してしまいます。そんな中で体を毎日ハードに使い続けると、痛んでしまいます。特に膝部分は体を支える太ももの強い筋肉の付着部です。繰り返し引っ張られ、痛みが出始めます。

5.姿勢が悪い

一般的に猫背と言いますが、オスグッド病を発症するこの猫ではかなり極端です。特に座ったときの姿勢を横から見ると、背骨のカーブはアルファベットの「C」カーブを描き、しかも角度がかなり鋭角です。「S」字カーブの緩やかな生理湾曲のある背骨が、バランスを崩しているのです。もちろん個人差がありますが、骨盤は大きく後ろに倒れ、仙骨あたりが下についているのではないかと思うほどです。顎が前にせり出し、形も前に巻き込んで呼吸もし辛そうです。私もこの仕事を始めてから始めてみましたが、あまりの猫背のひどさにとても驚いたことを今でもはっきり覚えています。姿勢の悪さは万病の元です。

6.性格は真面目で頑張り屋さん

膝を痛めるまでがんばって練習するくらいなので、真面目だと言えるでしょう。痛くても我慢して練習を続け、さらに状況悪化させるケースも多く見かけます。 スポーツをやっているとポジション争いも激しく、休むとライバルに自分のポジションをとられてしまいます。限界まで我慢して、泣きながらお母さんに訴えるといったこともありました。早期発見、早期治療が大切なので、あまり我慢しすぎると悪化させてしまいます。

7.ソファーに座ってよくゲームをしている

この年頃の男の子はゲームが大好きですね。私もファミコン世代なので、よくわかります。今は携帯型のゲームをみんなで持っていて、これを家のソファーですごく浅く座って長時間遊んでいるようです。この「ソファーの上に浅く座る」と言うのが危険なのです。猫背で体の筋肉がバランスを崩したまま凝り固まってしまいます。ここが始まりなのかと思っている位で、来院されたお母さんには、ソファーを撤去した方が良いと話すこともある位です。ソファーに限らず長時間座るときの姿勢は注意が必要です。

8.入浴習慣がない

10代の男の子がゆっくりお風呂に入ってくつろいでいると言うのは、あまり想像ができませんね。忙しいのでシャワーが主流です。さっと汚れを落として、次の行動に移るのがほとんどのようです。お風呂は汚れを落とす所と言う認識です。

毎日のお風呂の習慣は、オスグッド病を改善させるにはとても有効です。毎日お風呂にゆっくりつかることで、血行が良くなり筋肉をゆったり休ませることができるので、疲労の回復が早くなります。毎日入浴しているお子さんとそうでないお子さんでは、体の回復具合に大きな差が出てきます。

あなたのお子さんはどうでしたか?

8つの共通点が「全部当てはまります。まさに家の子の事ですね」と言われるケースも多々あります。この共通点が4つ以上当てはまれば、オスグッド病になる可能性が高いといえます。今痛みが出ていなくても、早めに対処していくことで予防でき、辛い思いをしなくて済むでしょう。

「いつも姿勢が悪いので、ちゃんとしなさいと言ってるんですけど治らないんですよね」と言うお声もよく聞きます。これは体のバランスが悪い状態で固定してしまっているのです。意識的に背筋を伸ばしても、すぐに縮んだ筋肉が体を引っ張るため、意識するだけでは悪い姿勢に戻ってしまいます。適切なストレッチをやってバランスを変えていかないと、注意するだけでは変わらないのです。この方法は後で解説しますので実践してみてください。姿勢が良くなりますよ。