こんにちは、福岡市南区の整体「福岡らくらく整体院」の高松です。
今日は、「女性特有の肩こりだから…入浴しながら3つの改善方法」について解説します。
女性特有の肩こりだから…入浴しながら3つの改善方法
女性に多い肩こりの原因
元々、男性より女性の方が「筋力が弱い」ということもあります。肩こりの一番の原因は「首に負担がかかっているから」です。
首は頭を支えています。その頭の重さは、ボーリング程の重さがあり約4~5㎏です。
頭を支える首の骨「頸椎」
この重たい頭を支える首は「頸椎」といわれる7つの骨で構成されています。
1番上から説明していきますと、- 第一頸椎「環椎」…頭蓋骨と脊柱を繋ぐ役割
- 第二頸椎「軸椎」…頭を左右に回旋(振る)する役割
- 第四~七頸椎…第七頸椎は胸椎と連結する役割
※重たい頭を支えるので、椎間板の変形などのリスクが常に伴う場所でもあります。 頸椎ヘルニアにも注意してください。
肩こりになる首周りの筋肉
- 僧帽筋…荷を持った時に肩甲骨を安定させる役割
- 肩甲挙筋…肩をすくめさせる役割
- 上後鋸筋…深呼吸などの時に肋骨を大きく引き上げる役割
- 菱形筋群…肩を竦めたり、モノを手前に引く役割
- 板状筋…頸椎の動きをスムーズにする補助的な役割
- 脊柱起立筋群…背骨の動きをスムーズにする補助的な役割
- 棘上筋…腕を上げる役割
首は頭を支えること以外にも両腕を支えています。左右の両腕で約10キロの重さ、そして5キロほどある頭を、細い筋肉が支えているのです。特に女性は首が細く筋肉量も少ないため、肩こりになりやすいのでしょう。
女性の過酷な環境とは?
近年は女性の社会進出が増えています。女性の社会進出が増えることで「ストレスや冷えによる肩こり」も増えています。
肩こりがひどくて病院で検査してもらったけど何も異常はなかった。話を聞くと仕事などで、うまくいってないようでストレスを抱えていることがわかりました。
仕事でたまったストレスをうまく発散できないという人も多く、肩こりがひどくなる一方の人もいました。ストレスがかかると、緊張ホルモンのアドレナリンやノルアドレナリンの分泌が高まり、血管が収縮してしまい血行が悪くなり、体温まで低下してしまいます。
では、肩こり対策どうすればいいの?
身体を温めることで体温を上げていきましょう。その方法として、イシハラクリニック院長の石原結實医師は著書【「体を温める」と病気は必ず治る】の中で、入浴法を上げています。
体温を上げる入浴6つの効果
- 温熱の血行効果…血液が浄化され疲労回復し、病気予防に繋がる
- 静水圧の引き締め効果…むくみや冷えの改善に繋がる
- 浮力による体重軽減効果…血行促進とあいまって、痛みや麻痺の改善に
- リラックスのホルモンによるストレス解消効果…心身ともにゆったり
- 白血球による免疫能の促進効果…入浴により白血球の働きが高まる
- 血液をサラサラにする線溶能の促進効果…脳梗塞や心筋梗塞にかかりにくくなる効果もある
しっかりと身体を温めて肩こりを改善しましょう。
体を温めた後に効果が高い3つのストレッチ
1 背骨柔軟性アップの椅子体操
肩こりの改善と同時に猫背対策にもなる体操です。
「やり方」- 椅子に座ってリラックスし、真下を向いて背中を丸めることで猫背の姿勢になります。
- その状態から、ゆっくりと呼吸をしながら、目線は天井に向けることで上を向き、体を反らす体勢になります。
この上を向いて下を向く運動の繰り返しです。ゆっくりと呼吸をしながら、勢いを付けないように注意して下さい。勢いをつけて行うと首などを痛める可能性があります。
「実際にやってみると」普段、背骨を反らすことがないので、初めはツライ方もいると思いますが、ゆっくりと行っていくと慣れてきますので、徐々に行っていきましょう。背骨の柔軟性が回復することで、姿勢も良くなりますし、肩こりなどの不調の改善にもつながります。
運動はいつでも出来るので、1日に何度でも行うことをおススメします。いつものデスクワークでの疲れが、変わってくることでしょう。
2 平泳ぎ風肩甲骨ストレッチ
平泳ぎの時のようなイメージで肩甲骨を大きく動かす体操です。
「やり方」足を肩幅くらいに広げ、背筋を伸ばして真っ直ぐに立ち、平泳ぎの動きを行います。
- まず、ゆっくりと息を吐きながら、手先を両手の甲を合わせ指先が付くように、大きく前に前に伸ばして、背中も丸め5秒ほどキープします。
- 次にゆっくりと胸を反らせながら、手の平を上にして両手の肘を引いて、背中の真ん中に引き寄せるイメージで5秒ほどキープします。
この運動を5~10回ほど繰り返します。
「実際にやってみると」肩甲骨周りの筋肉を伸び縮みさせることで、とても肩甲骨周りや肩周りが楽になる気持ち良いストレッチです。胸を張ることで胸筋も引き延ばされますので、肩周りにはとても気持ちが良く、座ってもできるので仕事中でも使える便利なストレッチです。
3 マエケン体操
プロ野球広島東洋カープの前田健太投手が行う、両手をグルグル回し肩や肩甲骨の血流を改善させる体操です。
「やり方」- 背中は真っ直ぐに伸ばしたまま、前傾姿勢で足を肩幅に開きます。
- 肘を少し曲げたまま、手の平を上にして、両腕を前にグルグルと左右の手を交互に回します。 このとき、肘で大きく円を描くように意識して10~20回程度回してください。
- 次に、体を前傾にして、左右両肘を開くように胸筋を開いて、背中の真ん中に引き寄せるイメージで。
この運動を5~10回ほど行います。
「実際にやってみると」肩甲骨がすごく動いて、とても気持ち良い爽快感を感じることができます。背中や肩甲骨周りの血流が一気に改善されたような感じになるくらい、楽になることを実感できるでしょう。
肩こりを改善したいと、福岡市で整体院をお探しのあなたへ
■お客さま事例長年の職業病というお悩みの肩こりで当院に来られた、50代女性のお客さまの事例です。
この方は、福岡市南区老司にお住いの主婦の方で、「とにかく早く治したいので、他のお客さんの事例もたくさんあり印象が良かった。昔から肩こりがひどく、かれこれ20年くらい前からマッサージに通う。気持ちいいけどその場しのぎで次の朝にはツライのが戻っている。コレではいけないとずっと思っていたので、今回ちゃんと治したい。」という理由で、当整体院に来られました。
身体の検査をしてみると、肩こりだけではなく「頚椎ヘルニアや手のしびれ」のお悩みも抱えていました。しっかりと筋肉を弛めてあげ、骨盤・頸椎の歪みを整えることで、大きな変化を感じ取れるほど改善したと喜ばれました。
あなたも、この自然形体療法を活用した施術をお試しになって、身体の変化を体験してみてはいかがですか?いつでもお気軽にご相談ください。
参考:肩こりの施術を受けたお客さま体験談
※お客さまの体験インタビュー動画を参考にされてみてください。
↑中心のボタンを押すと再生(51秒)↑
(音が出るので、ご注意ください)
体験談インタビューの詳細は、こちらの『肩こりの施術を受けたお客さま体験談』を参考にされてみて下さい。
その他の体験談インタビュー(クリックで見れます)
新井 聡美さん | 木津 良恵さん | 古川 弥生さん | 原 真一さん |
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肩こりと肩こりからくる頭痛に悩んでいた新井さんは… | 頚椎ヘルニアの痛みと痺れに悩んでいた木津さんは… | 肩こり・猫背で悩んでいた古川さんは… | 肩こり・疲労感・倦怠感で悩んでいた原さんは… |
まとめ
男性より女性の方が「筋力が弱い」
ストレスや冷えによる肩こり
肩こり対策:体温を上げる入浴6つの効果
- 温熱の血行効果
- 静水圧の引き締め効果
- 浮力による体重軽減効果
- リラックスのホルモンによるストレス解消効果
- 白血球による免疫能の促進効果
- 血液をサラサラにする線溶能の促進効果
体を温めた後に効果が高い3つのストレッチ
- 背骨柔軟性アップの椅子体操
- 平泳ぎ風肩甲骨ストレッチ
- マエケン体操
※肩こり体操については『首の老化による肩こりを1分で楽にする5つの方法』も参考にしてください。
女性の肩こりは、体や心の構造上、本当に奥が深い問題です。肩こりや頭痛や腰痛など様々な不調に変わってくることも多々あります。
まずは、「体を冷やさないこと」をしっかりと意識して生活をし、その上で先ほどご紹介したストレッチを組み合わせると、とても効果的です。無理せずに肩こりを楽にして改善していきましょう。 継続すれば、必ず大きな変化は訪れます。
そもそも、体を冷やしてしまうことは、体内の血液循環を妨げてしまう原因です。体が冷えてしまうことで筋肉は緊張してしまい、筋肉は収縮してしまいますので、血液循環が悪くなるのです。血液循環を改善させるには、体を芯から温めることが重要になりますので、毎日の入浴で体を浸からせるようにしましょう。体をしっかり芯から温めることで、筋肉も柔らかくなり、血管が膨張し、血流がよくなる環境が整います。肩こりの改善に、体を芯から温めるということをやってみてください。
肩こりでお悩みの方は、自己ケアとともに治療院での施術を通して、改善することができます。諦める前に、お風呂に入浴することで体を芯から温めることもできますし、ストレッチなどを通して改善することもできます。まずは、お気軽にご相談ください。諦めずに一緒に解決していきましょう。