お客様インタビュー

オスグッド病はケガではなく生活習慣病

こんにちは、福岡市南区大橋の整体「福岡らくらく整体院」の高松です。
「オスグッド病はケガではなく生活習慣病」オスグッドの改善について説明します。

生活習慣病って何なの?

生活習慣病と言う言葉を使ってきましたが、一体どういう病気のことを言うのでしょうか?

「食生活、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が発祥の進行に関与する疾病群。がん、脳血管疾患、心臓病、糖尿病、脂質異常症、高血圧症などが挙げられる。加齢すれば必ず羅漢しやすくなるのではなく、生活習慣の改善によって予防し得る(ウィキペディア「生活習慣病」2016年11月16日より抜粋)」

一言で言うと、俺生活習慣が元になっている疾病と言うことです。疾病と言うと顔や心臓病など命に関わる重要な症状はもちろんですが、腰痛や肩こりなども生活習慣病だといえます。怪我ではなく日常生活の習慣の蓄積で出てくる症状だからです。

運動不足や姿勢の悪さ・血行不良が日々蓄積して、こりになり鈍い痛みが出てきます。怪我ではなく体の中の要因が痛みを引き起こします。

生活習慣病の特徴の1つとして、比較的長期的な期間をかけてじわじわと変化していくことが挙げられます。数ヶ月から数年の時間をかけて変化していくので、本人も自覚症状が少ない傾向にあります。気がついたら何となく痛みが出ていたり、最近気になってきたと言うように、じわじわと症状が強くなってくるケースが多く見られます。スポーツをやっていて違和感を感じた翌日の朝起きた時、痛んだというケースもあり、症状の現れ方はそれぞれです。

長期的なゆっくりした変化なので、症状の要因が1つではありません。習慣や要因が複数重なって関係しあって出てくるので、原因を1つに限定することもできません。腰痛1つにしても、よく運動不足と言われますがそれだけではありません。

例えば股関節がもともと硬くて動きが悪いのに、運動が不足している期間が長くなると、
・背骨の中の星が失われてくる

・ソファーでゲームしていて肩こりや首こりが起こり、自律神経が緊張傾向になる

・お風呂にゆっくり入る習慣がないため、緊張したまま睡眠の質が低下

・姿勢も悪いので呼吸が浅くなり、慢性的な酸素不足の状態

・免疫力が低下する

・筋肉が硬くなり腰痛を引き起こす、といった具合です。

体の中でいろいろなことが起こり、時間をかけて変化していることを考えると、痛いところだけを施術しても、効果は限定的だと言えるでしょう。腰痛を引き起こしているのも、いろいろな要因を解決しないといけないので、腰だけをマッサージしても改善しないのは当然です。日常の生活習慣を見直して、一つ一つ要因となっていることを改善していくことが必要です。

スポーツ障害ってどんな症状なの?

スポーツ障害とはどういった症状なのでしょうか?オスグッド病のようにスポーツなど一定の運動を繰り返し行うことで痛みの総称です。使いすぎ症候群とも言われます。練習を繰り返しているうちに慢性的に起こる痛みで、スポーツ選手やスポーツ愛好家に多く、成人から未成熟な子供まで発症します。

一般的に過度な練習を継続することで発症すると言われていますが、他にも技術の未熟さ、体力不足、筋力不足、柔軟性の低下などが指摘されています。主に野球肘や野球肩、オスグッド病や踵骨骨端症などがあります。特徴として動作時に痛みが出ます。野球肩とキャッチボールや投球時に鋭い痛みが出ます。動作を止めると、痛みが治まってきます。

オスグッド病は動作をせず、じっとしているときはあまり痛みませんが、立ったり座ったり、しゃがんだりと膝を深く曲げた時に鋭く痛みが出ます。膝下の痛い部分を押し付けたりぶつけたりしても強く痛みが出ます。スポーツ障害は、スポーツや痛む部位によって呼称が違うので、主要なものをボーイ別に一覧で示します。

・肩
野球肩・バレーボール肩・テニス肩・ゴルフ肩・バトミントン肩・投擲肩・上腕二頭筋炎

・肘
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘・水泳肘・バトミントン肘・卓球肘・投擲肘

・手
腱鞘炎

・腰
腰椎分離症・腰椎すべり症・筋筋膜性腰痛・椎間板ヘルニア・梨状筋症候群・卓球腰・サーフィン腰・大腿骨頭すべり症

・膝
オスグッド・シュラッター病・離断性骨軟骨炎・ランナー膝・腸脛靭帯炎・棚障害・鵞足炎・ジャンパー膝・サッカー膝・バレーボール膝・平泳ぎ膝・バスケット膝・テニス膝・ジョギング膝・ウォーキング膝・半月板損傷・靭帯損傷

・下腿
シンスプリント・コンパートメント症候群・アキレス腱炎・疲労骨折

・足
足底筋膜炎・踵骨骨端症

(ウィキペディア「スポーツ障害」2016年6月12日参照)

スポーツ障害も生活習慣病

スポーツ障害はスポーツをやりすぎること(オーバーユース)やフォームが悪いことが原因だと言われていますが、それは原因ではなく要因の1つに過ぎません。同じチームで同じ練習量をこなしていても、痛みが出ることでない子がいるのは、練習量やフォームではなく、もっとその奥に原因が潜んでいるのです。

その本当の原因は、猫背のように姿勢が悪いことなのです。身体の筋肉のバランスを崩した状態が根本にあるために、筋肉の動きに無理がかかり続けることが1番の原因なのです。

猫背になると骨格と筋肉のバランスを崩します。体にとって無理な状態でスポーツをハードに続けると筋肉を酷使し続けることになります。強く引っ張られるところに負荷がかかり続け、痛みとなって現れてきます。だから、本当の原因はスポーツではなく、猫背などの姿勢不良が根本にあると言えるのです。

オスグッド病を発症するお子さんは、10代前半の遊びたい盛りです。特にゲームに夢中の子が多いです。昔はテレビにつないで遊ぶタイプのゲームでしたが、近年はどこにでも携帯できるゲームです。両手で持って、画面に顔を近づけ首を折って背中を丸くして座って遊びます。いわゆる猫背です。長時間座っていることで、体の骨格バランスが崩れ、筋肉も影響受けてバランスを崩します。

このように生活習慣の中に、体のバランスを崩す原因が潜んでいるので、スポーツ障害を本当に改善させるには生活習慣を変えていくことが必要なのです。痛むところだけの処置では、対症療法にしかならないと言うことです。

スポーツ障害を根本から改善させるには、生活習慣を変えるしかない。一般的な考えではないと思います。病院や整骨院で施術する方がほとんどですが、改善に時間がかかるのが正直なところでしょう。結果的に起きている現象ばかりを追いかけても、根本的な原因を解決しない限り再発を繰り返します。休息と代謝療法では限界があります。本当の原因を解決するために、生活習慣を見直すことが必要なのです。

スポーツ障害とスポーツ外傷

スポーツ障害とスポーツ外傷は発症する要因が違います。慢性的な体の内部が要因か瞬間的な外部からの強い力が要因から違いです。

・スポーツ障害とは、前述のように一定の運動をある程度長期間繰り返すことで起きてくる慢性的な症状です。
・スポーツ外傷とは、外部からの強い力が瞬間的にかかって受傷する怪我のことです。伝統や衝突などによる骨折や捻挫、打撲、脱臼、創傷などです。瞬間的に外部からの力がかかり、ダメージを受けた毛皮、受賞した部位の処置が有効です。受賞した部位が原因で痛みを出しているからです。

日常生活の改善が必要

オスグッド病の本当の原因は姿勢の悪さ、体のバランスの悪さなのです。バランスの悪い体でハードな練習を長期間続けていることで、関節に負担をかけ続けていることが原因にあります。そしてもう一つ、ハードに使った筋肉を、ゆっくり休ませていないからです。結構改善させ、リラックスしてゆっくり休息をとっていないので、十分に回復できないのです。

オスグッド病を改善させるには、日常生活の改善が絶対に必要なのです。なぜならスポーツ障害は生活習慣病だからです。生活習慣病を改善させるには、生活習慣を改善するしか方法はありません。体の治ろうとする自然な力を最大限活性化させることが、回復の1番の方法です。

適切な方法で体に回復するきっかけを与え、血行を改善させリラックスしてゆっくり休ませる。最終的に体の自然治癒力が回復させているのです。もっと体への意識を高めて、使ったらしっかり休ませると言うことを日々行わなければいけません。

施術はきっかけの1つに過ぎません。体の自然注力が主役です。私たちは環境整えることしかできません。体への意識を高め、しっかりに見守っていきましょう。体できちんと寄り添うことで、体も安心して回復することができます。たくさん使ったら、環境整えて、ゆっくり休ませてあげることが大切です。

車も車検があります。定期点検をすることで、安全に走ることができます。体は生きています。血液が流れていて、細胞や筋肉は生きて動いています。とてもデリケートな柔らかい生き物です。呼吸をして食べて休ませないといけません。毎日眠って回復させないといけません。

体の痛みは体からのサインです。今のような体の使い方ではやっていけないから、ちょっとこっちに意識を向けて助けて!と言うサインが出ているんです。その際に素直に耳を傾けてあげないといけません。ただ薬で抑えこむだけでなく、実家で痛みに向き合って、どうして痛みが出ているか考えて解決していかないといけません。

質の良い睡眠がとても大切

ダメージを受けた体が回復するのはどのタイミングだと思いますか?

・注射を打ったとき?

・湿布を貼ったとき?

・マッサージを受けてスッキリしたとき?

・ストレッチをして筋肉を伸ばしたとき?

・痛いところに電気を当てたとき?

体が本当に回復するのは、血液の循環が良い状態でゆっくり睡眠をとっている時です。寝ている間にダメージが修復され、回復していきます。という事は、回復させるための生活改善もとても大切な治療だといえます。処置を受けたからそれで終わりでは無いのです。そこからが、本当の回復のスタートなのです。

血液の循環はとても大切です。血液が循環するからダメージが回復すると言ってもおかしくありません。血液が循環すると、体の各所に酸素と栄養分が運ばれます。同時に乳酸や老廃物などの不要物を血液が受け取り、循環していきます。血液がたくさん流れれば流れるほど、体の筋肉や各組織は環境が良くなり、栄養たっぷりで元気になります。その状態を日々しっかり作って、リラックスしてゆっくり睡眠をとることが必要なのです。

施術は回復のきっかけの1つに過ぎません。施術をきっかけにして、ゆっくり休むことが大切なのです。という事は、施術が終わった後にどのような行動するかと言うことも、とても大切な要素なのです。休息の取り方、リラックス法、体の負担の少ない動きなど、施術を受けた後の体の扱い方はとても大切です。施術の時間は長くありません。

オスグッド病を発症していると言う事は、毎日の疲労がしっかり回復できていないといえます。しっかり回復ができていれば、ダメージは蓄積していきません。オーバーユースは日々の回復が追いついていないと言うことです。施術と並行して、休息を取る方法を見直す必要があります。